「シュッとするだけで便利だから」
「シンプルなボトルを並べると、掃除が楽しくなる気がして」
一時期、私の家でもあちこちに置いてあった重曹スプレー。でも、あるとき気づきました。
「スプレーが空になるたびに、何度も作り直すのって…実はすごく面倒じゃない？」
ということ。
もう「作らなきゃ」に追われるのは卒業。 重曹スプレーをやめてから、私の家事はもっとシンプルに、最短で終わるようになりました。
今日はそんな「ゆる暮らし」のヒントをお話しします。
「便利」なはずのスプレーが、実は小さな負担に
おしゃれなボトルに入れて、どこに置いても問題ない。 そう思っていた重曹スプレーですが、使い続けるうちに「地味なストレス」が溜まっていました。
- すぐに使い切ってしまう： たっぷり使うとすぐ空っぽに。「また作らなきゃ」という小さなプレッシャー。
- ノズルの詰まりにイライラ： 「出ない！」となってノズルを洗うのも、立派な手間。
- 衛生面の不安： 実は重曹水の作り置きは雑菌が繁殖しやすいと知り、「安心のために使っているのに…」とモヤモヤ。
「スプレーを作る・管理する」という名もなき家事が、私の掃除を重くしていたんです。
【衝撃】重曹水の作り置きは「雑菌」の温床だった！？
「ナチュラルで安心」というイメージが強い重曹水ですが、実は意外なリスクがあります。
それは、「作り置きすると雑菌が繁殖しやすい」ということ。
重曹には殺菌作用がほとんどありません。水道水で作ってそのまま数日〜数週間放置すると、空気中の菌やボトル内の汚れから雑菌が増えてしまうことがあるのです。
私は熱いお湯で作っていたけれど、沸騰させていたわけではない…し。
- 「安心」のために使っているのに、菌を振りまいていたら本末転倒
- 特に湿度が高いキッチンや洗面所での長期保管は危険
これを知ってから、アルコールを追加したこともあったけど、更にめんどくさくなって、
ついに「重曹水は、もう作るのをやめよう！」と決断しました。
卒業してわかった。「粉」のままでも十分だった！
「スプレーがなくなったら不便かも」という心配は、驚くほどすぐに消えました。
汚れ落ちは「粉」の方がパワフル
ベタベタの油汚れや手垢には、濡らした布巾に重曹をパラパラと振りかけて拭くのが一番。 重曹スプレーより汚れ落ちが早いので、むしろ掃除の時間は短縮されました。
必要な分だけ、その場で。
どうしても液状で使いたい時は、小さなカップでサッと溶かすだけ。 これなら「作り置き」による菌の心配もないし、いつでも新鮮な状態で使えます。
「やめる勇気」が、暮らしの余白を作ってくれる
重曹スプレーを手放したことで、私の中に「心の余裕」が生まれました。
- 「また作らなきゃ」という義務感がゼロに。
- 出しっぱなしのボトルが減って、見た目もスッキリ。
- 「今の汚れには何が合う？」と、自分の頭で判断できる楽しさ。
SNSで人気の掃除術が、自分の暮らしに合っているとは限りません。 「完璧な道具」を揃えることより、自分が一番ラクに、機嫌よくいられる方法を選ぶことが、心地よい暮らしへの近道でした。
おわりに：家事はもっと「ゆるくて」いい
「重曹スプレーはやめても大丈夫」。 この気づきは、私にとって大きな一歩でした。
重曹は「粉」のままあれば十分。 家事がしんどい日は、これくらいゆるいのがちょうどいいんです🌿
これからも、自分に「お疲れ様」と言えるような、無理のない暮らしを楽しんでいきたいなと思っています。
