重曹をたくさん買って、使わずそのままになっていたり、使い残しがあったときなど、しばらく使っていないと、固まってしまうことってありますよね?
もう古くなっているから使えない、捨てるしかないと思っていませんか?
実は、固まっても使えます。重曹は湿気を吸って固まってしまっただけなので、掃除には十分つかえるのです。特に使用期限など気にすることはありません。食用に使うのであれば、心配かもしれませんが、掃除など、食用以外で使うのであれば、問題ありません。
この記事では、固まった重曹の使い方をお伝えします。
固まった重曹をほぐして使う
スプーンやフォーク、お箸などを使ってほぐす。原始的な方法ですが、効果が高いです。ほぐすと元の粉の状態に戻りますので、そのまま粉状態で振りかけて使えば、重曹の研磨効果はそのままですので、掃除ができます。
容器に入れて、重曹パウダーとして使うと便利です。重曹を入れる容器は、百円ショップで購入できます。選ぶときは、必ず蓋つきのものを選びましょう。重曹は湿気を吸う性質がありますので、蓋がついていないと、湿気を吸って固まりやすくなります。せっかくほぐしたにもかかわらず、すぐに固まってしまうと残念ですよね。重曹を入れる容器を選ぶ場合は、必ず蓋つきをおススメします。
固まった重曹をそのままして使う
入浴剤として使いましょう。手のひらサイズの大きさであれば、お風呂にそのまま入れてしまいましょう。重曹は炭酸水素ナトリウムですので、入浴剤の材料にもなっています。市販の入浴剤替わりに十分使えますので、ほぐすのが面倒な場合は、そのままお風呂に入れて、炭酸風呂を楽しむのがおすすめです。
お風呂掃除に使いましょう。浴槽の場合は、浴槽の中に入れて、お湯をかけると、ペースト状になります。そのままスポンジでこすって掃除ができます。浴槽の汚れは、主に「皮脂」や「湯あか」汚れです。これは体からでる汚れなので、酸性の汚れ。重曹の研磨作用とアルカリの性質を利用して重曹ペーストでこすり落とすことができます。
洗剤と違い、水やお湯で洗い流す時も、神経質にきれいに流す必要もないので、おそうじの手間も減らすことができます。特に赤ちゃんがいる家庭では安心してつかうことができますね。
その他には、お風呂の床掃除につかいましょう。固まった重曹をお風呂の床に置き、お湯をかけるとペースト状になりますので、そのままこすってもよいでしょう。お風呂の床も同様に主な汚れは「皮脂汚れ」です。酸性の汚れなので、重曹の研磨作用とアルカリ性の性質を利用して、汚れを落としましょう。重曹ペーストを特に黒ずみのひどいところに、広げて、重曹シップとして放置します。1時間ほどおいてから、お湯で流すと、床の黒ずみを落とすことができます。長い時間放置すればするほど効果は高いです。私は一晩放置したことがありますが、すっきりきれいになりましたよ。重曹ペーストは軽い黒カビなら、研磨効果で落とすこともできますので、お試しください。
キッチンのシンクに使いましょう。キッチンのシンクに置いて、お湯をかけるとペースト状になります。そのままスポンジでこすって、キッチンシンクを磨くとピカピカになります。
キッチンのシンクの主な汚れは、「ぬめり」「油汚れ」「水あか」です。
「ぬめり」は、雑菌が残ることによって発生しますので、重曹ペーストの研磨作用を利用して、磨き落とすことができます。また、「油汚れ」は酸性の汚れなので、重曹のアルカリ性の性質が汚れに効果的です。ただし、「水あか」汚れは、水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が残り固まったものなので、アルカリ性の汚れです。そのため、重曹で落とすことはできませんが、ひとまず「ぬめり」と「油汚れ」はキレイに落とすことができるので、お試しください。
バケツなど容器に入れて、少量のお湯を入れれば、ペースト状になりますので、家じゅうを重曹ペーストで磨くこともできますね。重曹のお掃除の良いところは、いろいろ自分なりに工夫ができるところです。ご自身のアイデアで、毎日の家事を楽に楽しくしていけるのがうれしいところです。
いかがでしたか?
固まった重曹もお掃除には安心して使うことができます。捨てずに活用してくださいね。